hapicky’s snapshots

その時々の考えの断片

Agile Australia 2018に参加して恥を捨ててきた

経緯などは以下に書いていますが、6月18,19日にメルボルンで開催されたAgile Australia 2018に一人で参加して来ました。

hapicky.hatenablog.com

1日目のプログラムは全て1トラックでのキーノートだったのですが、そのうちJessie Shternshusさんによるものが自分にとって貴重な体験となったので紹介します。

アンラーニング

そのキーノートは「Unlearning: The challenge of change」と題されたものでした。Unlearning(アンラーニング)とは「身につけたことを意識的に忘れること」を意味します。個人で、チームで、組織で、何か新しいことを身につけたり変化を起こそうとする時、すでに身につけていることが足枷になることがあります。そんな時はアンラーニングが必要だよね、というわけです。

英語を壁に感じてうまく参加できず

キーノートの中で「アンラーニングについて体験してみよう」ということで小さなゲームがありました。その内容は「2人で対面して、片方の人が空中に1,2,3...と順に指で数字を書き、もう片方の人が相手の動きをなぞる」というもの。後者の人は自分が数字を書くという意識を忘れないと、相手の動きにうまく追従できません。

さぁやってみましょう、ということでその場にいる人でペアを組みました。ですが私はゲームの説明(英語)を聞き取れず、相手に「ごめんなさい、説明を理解できなかった。」と伝える羽目に。相手の人が「そんなの気にしなくていいよ。私が言う通りにやってみて。」と言ってくれて助かったのですが、実はオーストラリアに来てからずっと「英語が思うように聞けない、話せない、恥ずかしい」という意識に囚われていたんです。

恥を捨てようと決める

このキーノートの中で別の儀式がありました。それは「配られた紙に自分がアンラーニングしたいものを書いて、紙飛行機にして飛ばしてしまおう」というもの。

で、この時に思ったんです。自分は英語に対する苦手意識を捨てたい。そんな感情は忘れて、もっとコミュニケーションを取らなきゃ、と。

恥を恐れず英語で話しかけてみた

キーノートの中で「アンラーニングのためには習慣や行動を変えることが必要」と言われていたので、「明日は自分から色んな人に話しかけてみよう」と決めました。全く準備なしだと怖気付きそうだったので、声の掛け方や話す話題を寝る前に準備。翌日は休憩時間の度に来場者に話しかけました。

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これは話しかけた相手の方と記念撮影したものです。写真を撮っておくことで「自分は恥を捨てて話しかけた」という記憶になるかな、と思ったので。

いざ話しかけてみると「英語上手に話せているよ!」とか「それは勇気あるチャレンジだね!」などと言われ、オーストラリアのアジャイルコミュニティの皆さんに暖かく受け入れていただけました。

アジャイルには学び続ける姿勢が不可欠だと思います。2日目のセッションではキャロルドゥエック氏のGrowth Mindsetを紹介するものもありました。私が話しかけた人たちは、学びを歓迎する「しなやかマインドセット」を体現されていたのかもしれません。

その他の様子

以上、初めての海外カンファレンス参加で感じたことを書いてみました。次に参加する時は講演内容の理解や交流をもっとできるように英語力を高めていくぞ、と。

最後に現地の写真をいくつか貼っておきますね。

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受付

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基調講演会場。これがほぼ満席に。

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オープンスペースとスポンサーブース

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オヤツやランチ

オーストラリアに来ています(概要編)

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予報は雨だったけど晴れた!

唐突ですが今オーストラリア(メルボルン)にいます。

経緯

長めの休みを取れることになった1ので、

  • こんな機会めったにないし海外旅行に行こうかな
  • 「ここに行きたい!」という国がもともとある訳ではないな
  • 英語とか、何か勉強になるような海外旅行にしたらいいかな
  • そうだ、アジャイル系の海外カンファレンスないかな?
  • 「オーストラリア!いいじゃん!勢いでこれに参加してしまえ!」

ということでオーストラリアに一人で来ました。当初はカンファレンスに参加することしか頭になかったのですが、せっかくの機会なので今日と明日は観光の予定。あ、もちろん家族と相談した上です。「いいんじゃない。行って来たら?」と快諾してくれた妻に本当に感謝しています。あと妻のご両親にも、私が普段やっている子供の見送りをお願いしていて、本当になんとお礼を述べていいやら。

やった準備とか

といった準備をしました。初めての場所かつ一人という状況で不安ばかり募り、準備期間中はすごく生産性が低い日々を過ごしてしまった。こんな調子で社会復帰できるのだろうか...。

0〜1日目にやったこと

(箇条書きばかりですみませんね)

  • 15日(金)20時成田発のカンタス直行便でメルボルン
    • あまり寝られず
  • 16日(土)7時半頃にメルボルン
    • 特に問題なく
    • パスポート写真との照合も画像認識でやっているのね
  • 高速バスでホテルへ
    • 通常の時刻よりだいぶ早かったけどチェックインしてもらえた
  • 郵便局で絵葉書を購入&その場で書いて買って家族に送る
  • オプショナルツアーのリコンファーム
    • 電話(英語)
  • ハンバーガーを食べる
  • おみやげの調達
  • スーパーで酒やつまみを調達

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次女にリクエストされた「コアラのぬいぐるみ」は街のぬいぐるみ屋さんで小一時間悩んだ末Tough dicisionを下す。

ここまでで感じたこと

最近ハングリーさがなくなっていてヤバい

マネジメントの仕事をすることが多いのですが、マネジメントやっていると起きている問題に動じない(何でもまずは受け止める)心構えが必要だと思っていて、そのせいか感情の起伏が平坦になってしまっていると思う今日この頃。オーストラリアに一人で行けるなんて早々ないのだから、この機会を最大限に活かさないと。

英語が通じなくてヤバい

まとまったものを読んだり聴いたりはそこまで問題ではないと思う(思いたい)のですが、断片的突発的な会話となると途端に通じない、分からないのが現状。そういったトレーニングをしていないから当たり前と言えば当たり前なんだけど、海外に来てからそれに気付くというのは準備不足でしかないよなぁ、と。

とまぁ、こう書いてしまうと自分がただのダメ人間に思えてくるのですが、そんな風に捉えてもどうにもならないので兎に角ひとつでも多くの機会に少しでも多くのアクションを起こすことだけ意識していこうと思います。はい。2

明日は午前中に美術館、午後はオプショナルツアーでコアラや野生のペンギンを観に行く予定です。帰りが遅くなるので当日にブログは書けないかも。続きをお楽しみに?


  1. 転職が決まったので有給消化中なのです

  2. 「フィードバックを受ける機会を設けずダラダラと準備を続けてしまったのが敗因」などとアジャイルっぽいことを言ってもいいですか。

社内で『チームが機能するとはどういうことか』の読書会をやっています

これは feedforce Advent Calendar 2016 の19日目です。ひとつ前は mizukmbわたしのGit/GitHubの使い方 でした。冒頭の写真、HKKBにカタカナのテプラが貼ってあるだけで「これは偽物なのかな?」と思わせる雰囲気が私は好きです。

さて私は、社内で書籍 チームが機能するとはどういうことか の読書会を社長や取締役から現場のエンジニアまで、様々な役職/職種の人で集まって開催していることについてお伝えしたいと思います。ちなみに本の内容についてはほとんど触れませんのでご了承ください。

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経緯など

読書会を開催する前の状況は以下のような感じでした。

  • 個人として本は持っているが内容はつまみ食いした程度
  • 心理的安全性や「許可より謝罪」は理解している
    • 新人エンジニアがSlackで「すみません」とか前置きしようものなら、先輩が「謝らなくていいんだよ」とフォローしてくれるような状況
  • だが他の職種も交えたチームとしては、どこか一体感がないという課題意識がある

「もっと会社全体としてのチーム力を高めていかないと組織として先に進めないのではないか?」

漠然とですがそんな想いがあったので、見切り発車で「読書会やろう」とQiita:Team上で宣言。幸いにも賛同者が集まったので企画/開催する運びとなりました。

読書会の形式

現在、以下の形式で読書会を運営しています。

  • 週1回1時間
  • 参加者は8-10名ほど
  • 1章分を各自で読み、その内容と関連する社内の課題を付箋に書いてくる
  • 読書会の場で付箋を共有し、その中からテーマを定めてディスカッション
  • 最後に各自わかったことや仕事の中で試してみたいことを共有し解散

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初回の読書会は大失敗

実は初回は大失敗に終わりました。

  • 2,3人のチームに分けてディスカッションしてもらったが、ファシリテーター不足で議論の内容がまちまち
  • 読書会全体としても何かを理解したという実感を作れず、中途半端な内容に
  • メンバーから寄せられた意見に対して、こともあろうにファシリテーターの私がダメ出しをして相手を怒らせた

特に最後が致命的で血の気が引きました(その方とはちゃんと和解しています)。

でもこの失敗には理由があって、自分の中にどこか「チーミングを教えてあげる」という上から目線があったのだと思います。このことを反省し、次の回から以下の改善を加えて運営することにしました。

  • 会の始めに参加者に求めるスタンスを提示/合意をとる
    • 相手を攻撃/批判するような言動は慎むこと
    • 意見された側も過度に批判と受け止めないこと
    • ここでの発言から(査定に利用する等の)不利益を発生させないこと
      • マネージャーも参加しているため
  • ディスカッションは参加者全員で
    • ファシリテーションは私が責任持って務める
    • そもそもチーミングという捉えどころのないテーマを、職種横断でさっと議論ができるほどの状況ではなかった

それ以降は円滑な運営ができており、参加者からも「この読書会に参加してよかった」という感想を聞くことができました。特に現在営業や広告運用メンバーの業務フロー改善が進めており、その担当者がこの読書会で学んだことを参考に組織改善に進めてくれています。

また、この読書会自体が経営陣と現場メンバーの対話の機会となっており、お互いの認識の差を埋めることに一役買っていると自画自賛しているところです。

この読書会自体がチーミングの場

というわけで、

  • 会社全体のチーム感を高めていきたいという問題意識から
  • 読書会をやってみようという試みが実現し
  • 運営上の失敗はあったもののそれを軌道修正し
  • 組織力向上につながった

という結果が生まれたので、弊社は「学習する組織」としての素地があることが証明されたわけです(手前味噌)。

まぁこれは半分冗談としても、弊社では職種の垣根を越えて顧客やユーザー、社会に価値を提供するためのプロダクト開発に取り組んでいます。まだまだ道半ばですが、詳しい話を聞いてみたい!という方は、ぜひ Wantedly 等からお気軽にご連絡ください。

お次は新卒で総合職として入社してくれた 宮崎 の「feedforce登山部について」です!

参考情報など

2016年6月7日(ミドリフグ死亡、家族行事が忙しい、AgileJapan参加)

家族

ミドリフグお亡くなり

水槽を見たらミドリフグがいない。よく見ると水槽の外で乾いていた。ググると脱走したという記事がちらほら。フタはしていたものの、隙間から飛び出したのだろうか...。 2ヶ月くらいの付き合いだった。しばらく喪に服す。

家族行事が忙し

授業参観があったり学童の保護者会や交流会があったり。長女も次女も保育園という状況から、長女は小学校と学童/次女は保育園となり、家族行事が3倍くらいになった気分。

仕事

遅ればせながらの感想を書いた:

hapicky.hatenablog.com

AgileJapan2016に参加してきましたよ

去る5/31AgileJapan2016に参加してきました。聴いたセッションの感想などをつらつらと。

株式会社永和システムマネジメント 平鍋さん : アジャイルは本当に日本のソフトウェア開発を変えることができるか?

資料: Can Agile Really Change Japan's software development

  • 「ビジネスとITが一体となったOneTeam」
  • 「かんばんボードにチームの情報を集めれば人は自ずと助け合う」
  • 「自分と未来を変える」「他人と過去は変えられない」

リクルートジョブズ 高橋さん : 事業会社でのアジャイル奮闘記

資料: http://www.agilejapan.org/2016/image/D-2_YotaroTakahash_AgileJapan2016.pdf

株式会社豆蔵 杉山さん : 継続的ディスカバリー&デリバリー ~ 顧客が欲しがるプロダクトを産み出すには? ~

資料: http://www.agilejapan.org/2016/image/A-4_AgileJapan_20160531.pdf

  • 仕事でちょうど課題を感じていたテーマ
  • 多様性と集合知
  • ビジネス、エンジニア、デザイン
  • マインドセット: ビジネスとITの一体化、スピード、早く失敗
  • 上位戦略との一貫性を保つ
  • ジャーニーマップ、バリューマップ、メタファー
  • 全体像を描くことで優先順位をつけることができる
  • 顧客とユーザーは違う
  • ディスカバリーとデリバリー、2つのフェーズでMVPを使い分ける
  • UIはスピード重視、コアドメインは「しなやかな設計」

株式会社はてな 栗栖さん : SIerから「はてな」へ/「エンジニア」から「社長」まで役割が変わる中で大切にしたこと・考えたこと

資料: http://www.agilejapan.org/2016/image/A-5_YoshiomiKurisu_AgileJapan2016.pdf

  • 実は栗栖さんのお話を聞きたくて参加したのだった
  • 同い年だ
  • 「野球監督、やること考えることが仕事と似ていて」「いい頭の切り替えになっている」
    • 自分が吹奏楽の指揮で感じていることと近いのかも
  • 「開発手法が主題ではないという意識」
    • バランス感覚を持っているのも才能の一つなのかな
  • 「丸投げになるのは良くないので、理解する努力は怠らない」
    • 本当にこれはマネジメントやる人に必須だと思う
  • 「開発本部長」職が今の自分と被るイメージ
  • 「社長業は使う脳が全然違う」
    • へぇ

などなど。 情熱を補充させていただきました。ありがとうございます。

2016年5月23日 長女の運動会, 評価面談

家族

土曜日は長女の運動会だった。かけっこやダンスを楽しんでいる様子が見られた。小学校楽しんでいるようで嬉しい。

仕事

半期に一度の評価シーズン。自分が評価する対象は15人だけど、これは一般的に多いのか少ないのか?(人事には多いと言われた) 多い少ないに関わらず、メンバーとの大事な擦り合わせなのでしっかりと取り組む。今週来週と面談する。

2016年5月18,19日 長女との(K)PT, 現場トーク, 情報会議

家族

長女と(K)PTっぽいことをやった(Kはなし)。

長女は早く学校にいきたい。次女の保育園預けもあるので7:30に家を出るのが目標。だけど昨日今日と出発が遅れた。

「今日も間に合わなかったー」と長女が残念そうにするので、「どうしたら間に合うか考えてみようか?」と言ったら書いてくれたのがこれ。

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ちなみに「かつおくん」というのは我が家用語で、寝る前に翌日の着替えを枕元に準備すること。

「がんばる」要素が含まれるのであまり良いTryではないが、そこはツッコまず。たぶんラジオ体操を見ない(タイマーで自動的に点くようにしてる)が効果ありそう。

内容はともかく、当事者が目標を持って改善したいという気持ちがあるなら、あとはなんとかなるだろうな。

仕事

18日はAtlassian - GuildWorks 現場トーク #1、19日は情報会議の会合へ。

どちらも「チーム」がメインのトピックだったけど、自分の仕事はチームだけではなく複数のチームから成る「組織」。

似ている部分もあるけど、違う方法論が必要になることが多いように思う。その時々でチームと組織どちらのことを考えているのか、意識していきたい。